１．ＸＬＰの機能は、どのシートでも利用できますので、データの整理集計、特定の問題を扱うモデル（単体表）の自動作成、計算結果の加工等を処理するシートを作成して、ＸＬＰの機能を組み込んだ特定問題解決用のブック（プログラム）を開発することができます。ここで、ＸＬＰの利用者が開発したプログラムを紹介します。
なお、以下のプログラムを利用するには、ＸＬＰをアドイン登録する必要があります。登録の方法は、ページ末尾の２に書いてあります
（１）営農計画策定支援プログラムLplan ダウンロード
富山県高岡農業改良普及センター金村徳夫氏が開発したもので、耕種経営に関して所定のシートに労働条件、費用、労働時間、分析条件等の項目を入力すると、単体表を作成し、XLPで計算した結果を表とグラフで表示します。（結果表示画面）
（２）簡易飼料給与診断・設計システム（搾乳牛用） ダウンロード
農業研究センター関澤啻朗氏が開発したもので、平均体重、給与飼料名、養分含有率、費用、価格等を入力すると、飼料費最小化モデルを作成し、最適な給与量と飼料代を表示します。（最適飼料設計画面）
（2014.6.2）ファイル形式がExcel95形式(Excel2007以降ではマクロが読み込まれない)だったので、Excel97-2013形式に変換した。
（３）水稲作付けシミュレーション（開発中）
長野県農業総合試験場神谷勝己氏が開発中のもので、図に示されたデータを入力して、ボタン「ＩＰ計算」を押すと、ＸＬＰの整数計画法による固定費を考慮した最適な作付案と、所得、作付面積、労働時間等の現行との対比が表示されます。（起動画面）
（４）野菜作付けシミュレーション（開発中）
長野県農業総合試験場神谷勝己氏が開発中のもので、図に示されたデータを入力すると、表示項目の１つとして、ボタン「ＬＰ計算」を押すと、解説付きの最適解と、所得、作付面積、労働時間等の現行との対比が表示されます。（起動画面）
２．アドイン登録の方法
たとえば、Excel97では、次のとおりです。メニューバーの[ツール]−[アドイン]を選ぶと登録一覧が表示されます。一覧にxlpはないので、参照ボタンをクリックし、ＸＬＰをインストールしたフォルダの内容を表示して、xlp.xlaを指定すればＯＫです。
アドイン登録を解除するときは、同じメニューバーの[ツール]−[アドイン]を選んで登録一覧を表示し、xlpのチェックをとります。
